YOKOI FINE ARTは別の作家さんを07年のアートフェア東京で気になっていたギャラリーなのに、結局前原さんの展覧会まで来た事がなかったな。それも、昨年に神楽坂のギャラリーが白金に移転したから覗くようになったんだろうなぁ。割と自分の好みに嵌る、あるいは無視できない力を放つ作家作品を取り扱うギャラリーである事に今年になって気付き、なんて勿体ないと。まだ行っていない、知っているギャラリーは本当にたくさんあるので、今年の最後一カ月はそういうところにも行ってみたいもの。
さりげないモチーフの作品を、一本の木から切りだすことで作る前原さんの展覧会。さびた缶や熟れた柿、木工をする為の道具などを、木から彫り出し(?)それに彩色しただけで作り上げられた作品が出展されていたのですが、元々は藝大の油画出身だけあって、非常にリアリティのある質感が醸し出されていました…が、それも木から彫り出す技術力と表現力の高さがあってこそ活かされる物であって、それじゃあ元々の木からどうやって彫り出されてるんだろうと、制作過程にまで自然と関心が行くぐらい、作品世界に引き込まれていました。


